VISPAC 1250F -植物油用粘着性向上剤-
VISPAC 1250Fは、生分解性の良好な粘着性向上剤で、主として菜種油などの植物油の 粘着性を向上させるのに用いる添加剤です。
- 主な用途
-
油種 添加量 チェーンソーガイドカバー潤滑油 3~10% 生分解性油圧作動油(植物油) プレス用菜種油/ひまし油 - 用法
-
VISPAC 1250Fは、潤滑油の飛散防止、粘度・粘度指数・粘着性向上のため、各種潤滑油にご使用いただけます。また、特殊用途の場合は50%または原液で使用することもできます。
ブレンドの際には、高温(100℃以上)で、激しい剪断(10,000rpm以上の攪拌やミル処理等)を与えないようにしてください。また、貯蔵は50℃以下の屋内で12ヶ月を超えないようにして下さい。 - 代表性状
-
試験項目 代表値 密度(g/cm³ @15℃) 0.916 粘度(cps @40℃) 3,200(approx.)*1) 希釈粘度(mm²/s @40℃) 25(by Visgage)*2) 増粘効果(mm²/s @40℃) 62-70(by Visgage)*3) 引火点(COC, ℃) > 280 鉱油分 なし 外観(目視) 淡褐色の粘稠な流動体 *1) B型粘度計BS形式2号×5回転で計測
*2) メチルエステル(4mm²/s @40℃)で4倍に希釈した希釈品の計測
*3) 植物油(44mm²/s @40℃)に10wt%添加したときの増加粘度